ZIA™ Showcase 概要
ZIA™ Showcaseは、DMPのエッジAI認識モデルのデモとベンチマーク向けプラットフォームです。 最新のAI認識モデルと複数のハードウエアをサポートするZIA™ Showcaseは、お客様がオンライン環境においてリアルタイムで効率よく、ご自身のデータセットを用いた最適なAI認識モデルとハードウエアの組合せを評価・検証することを可能にし、アプリケーション開発の時間とコストの削減に貢献します。
ZIA™ SAFEは運転支援とドライバー解析に関わる機能モジュールをグループ化したものです。 また、ZIA™ MOVEはロボティックビークルの自動自律運転に特化しています。 両者の対象アプリケーションは異なりますが、コアテクノロジーを共有しています。
ZIA™ SAFE 概要
ZIA™ SAFE はプロフェッショルサービスを通じて高度な安全運転支援システムの構築が短期間で行える開発プラットフォームです。
このZIA™ Showcaseでは、ZIA™ SAFEをリアルタイムに評価することができます。
ドライバーモニタリングシステム(DMS)、先進安全運転支援システム(ADAS)といった上位機能に含まれるコア機能を個別に、 または機能モジュールの集合体として評価することができます。 例えば、ADASには、車線検出、信号検出、スピードや距離の検出などのコア機能が含まれており、これらを個別または集合体として評価できます。
ご紹介するDMPのコア技術の中には上位機能に含まれていないものもありますが、それらをお客様のアプリケーションに関連する可能性のある機能として評価することができます。
また、さまざまな機能の評価に加えて、その機能を複数のハードウェアデバイスで動作させることで、処理時間と電力消費といった性能を評価することができます。現段階では、Xilinx SoC、Nvidia Xavier、NX、そしてSnapdragon 800ファミリーに対応しています。
DMPが事前に評価した結果に加えて、ログインすることでお客様がリアルタイムの評価結果を確認することも可能です。
ZIA™ SAFEと関連コア技術
上位機能には、DMSとADASがあります。車内のカメラ画像を使うDMSには以下のコア技術が使われています。
- 眠気検出
- 顔の角度の推定(わき見検出)
- スマートフォン(携帯電話)検出
- 骨格検出による手の位置の検出(手に何か物を持ちながらの運転検出)
ADAS には以下のコア技術が使われています。
- 前方車両衝突検出、後方車両衝突検出、サイド車両衝突検出
- 前方発進遅延検出
- 信号無視検出
- 信号の位置と色の検出
- 一時不停止検出
- 道路標識の検出 (踏切、一時停止線、一時停止標識など)
- 画像を学習させることによって、さまざまな道路標識を検出可能
- 停止線での停車検出
- ナンバープレートの認識およびモザイク処理
- 顔のモザイク処理
- セグメンテーション解析による道路構造物認識
- 対象道路構造物は自車線、歩道、道路、塀、ポール、分離帯など
- 自車線との位置関係から道路構造物に接触するかどうか判定
ZIA™ MOVE 概要
ZIA™ MOVEは、お客様の自動自律運転車両開発を強力にサポートする技術プラットフォームです。
ZIA™ MOVEは、自動自律運転のPoCを行うのに必要な全てのモジュールを包含しています。
ZIA™ MOVEは高度な拡張可能性を有しています。
- 複数のセンサーをサポート: ご要望に応じてセンサーを追加することが可能です
- モジュラーアーキテクチャ: 特定の要件に対して、既存のモジュールを適合させることも、新しいモジュールを作成することも可能です
- 複数のエッジHWプラットフォームをサポート: HWを追加することが可能です(GPUは必須ではありません)
- ご要望に応じて精度と処理時間のトレードオフの調整が可能です
ZIA™ MOVEはmap-free:
- Autowareは地図などのデータベースに依存しています
- ZIA™ MOVEを使用するUGVは完全に未知な環境でも走行可能です
ZIA™ Showcase上のZIA™ MOVE はDMPの自動自律運転パイプラインを評価する手段を提供することを目的としています。 自動自律運転パイプラインの中でZIA™ SLAMはキーとなるモジュールです。 ZIA™ Showcaseではお客様がご自身のデータを使用して、上記のデモ映像と同等の結果を確認することが可能です。 上記のデモ映像はKITTI datasetに基づいています。
Perceptionモジュールはご要望により追加可能です。 例えば、 ZIA™ showcase for ZIA™ SAFE を参照して下さい。 人の検出、車両検出、ワイヤー検出、光学式文字認識(OCR)の各モジュールはZIA™ SAFEとZIA™ MOVEで共通して使用されます。
映像ファイルは下記の方法でアップロードすることができます。
- 以下のスクリプトを使用してデータを変換します(ログイン後に利用可能)
- 下記のメニューからアップロードするファイルを選択します
- 結果が可視化されます
現在は ZIA™ Showcase上のZIA™ MOVEはSLAMにフォーカスしています。 Perception、Trajectory、Controlなどのモジュールはオンラインで提供していませんが、 ソフトウェアパッケージとしてはご提供可能です。 詳細は弊社セールス&マーケティング部にお気軽にお問い合わせください。
ZIA™ Showcaseの使用方法
ZIA™ Showcaseのすべてを使用するには、ログインが必要です。
ログインしていない状態でもDMPが解析した性能と電力消費のベンチマークを確認することはできますが、ご自身のデータを用いたリアルタイム解析を行うことはできません。ZIA™ Showcase: ソフトウェアソリューションの選択
Driver Monitoring System
ドライバーの危険な挙動のモニタリング・警告
Advanced Driver Assistance System
ADAS(先進運転支援システム)のデモ
ZIA MOVE
自己位置推定と環境地図作成
Object Detection
Tiny Yolov4を用いた物体検出
Number Plate Detection
ディープラーニングを用いたナンバープレート検出
Lane Detection
車線検出
Face Authentication System
顔認証デモ
ADAS: Forward collision warning
ADAS前方衝突警告デモ
ADAS: Traffic light detection
ADAS信号検出デモ
Behind Camera Warning
後方カメラ解析
Face Anti-Spoofing
顔のなりすまし検出
Face Anonymization
顔の匿名化
Depth from Video
深度(距離)推定
Wire Detection
送電線やフェンス等のワイヤー検出
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